第5回

ロンドンパラリンピックでの対応がすごい

  • パラリンピックは今まですべてJALが対応してきたそうです。
    ロンドンパラリンピックでは1機に約60台の車椅子を乗せましたが、限られた時間内に対応するため、ヘルプ要員として本社や欧州各地の職員が行く総力戦で対応されたとのこと。

    本当に驚かされます。

    競技用の車椅子は折りたためないものが多いため、搭載スペースの確保は貨物担当者の職人技が要求されるとの話には、なるほどと思いました。
    リオのパラリンピックでもJALが協力されるそうです。

発達障害のお子様への対応

  • JALでは発達障がいの子どもたちの航空教室をこれまで約2年間、年に3回くらい開催しています。
    神奈川県の療育センターの卒業生の小学3、4年の方が対象となっています。
    一般的に男の子は乗り物が好きな方が多いようですね。

    JALにはスカイちゃれんじという小冊子があります。
    これは発達障がいのお子様とその親御さんのために作られたものですが、初めて飛行機に乗られる大人の方にも重宝されているそうです。

プライオリティゲストカード

  • プライオリティゲストカードはJALマイレージカードにお客さまの症状やリクエスト内容、車いすのサイズや重量などを登録するJAL独自のものです。

    車椅子のサイズなど、ご予約時にお伺いする内容をカードに登録することができるので(何度も言わなくてもいいということで)、特にパラのアスリートには好評だそうです。
    搭乗手続きでは登録内容に変更ないかだけをお聞きするようにしているそうです。

食物アレルギーの方への対応

  • ピーナッツの粉を吸い込んだだけでアレルギーを起こすピーナッツアレルギーの方向けに、周りの座席の事前清掃対応を行っていますが、これはJAL独自のものです。
    アナフィラキシーショックは生命の危険をともなうので、JALではピーナッツの提供は一切していないそうです。

    アレルギー食は7品目対応と27品目対応の2種類の中から選べるようになっていて、96時間前がアレルギー食手配の締め切りとなっています。

    アレルギーの子どもを持つ親にとって、旅行はとても大変なことです。空の旅をあきらめないでくれたことに、JALとして真摯に対応されていると思いました。
    旅先の受け入れが多くの観光地で進むことを、あすぷろ実行委員会として切に願っています。