化学物質過敏症に関する調査報告第2弾ニュースリリース

                                  2017年12月4日
報道各社御中

「化学物質過敏症に関するアンケート」調査報告と提言について(第2回)

                           あすぷろ実行委員会
                            委員長 上坂洋文
                           東京都江東区有明1-4-11-425
                           assystars@yahoo.co.jp
                           080-3702-2529
報道各社におかれましては日々ご清栄のことと存じます。

最近、「香害」という言葉をよく聞くようになりました。
しかし、その被害はどの程度のものなのかわからないのが実状と推察します。
「化学物質過敏症の関するアンケート」は、被害の実態を知るための一助となるものと考えます。

前回に引き続き、今回は発症者の生活の現状についてご紹介していきたいと思います。
アンケート結果の詳細は下記ホームページの「あすぷろ調査」の項目からご覧いただけます。
http://www.assystarsproject.net/
設問数48 回答者数172
対象者 化学物質過敏症の患者の方

1. Q23:職場環境の変化
発症した時点で職場に通われていた方の22%が同じ仕事をしている、仕事内容や勤務条件を変更してもらった方が14%、仕事をやめた方が64%と回答。
コメント:化学物質過敏症は仕事をやめないといけないほどの病気なのです。

2. Q20:家族、近所、職場で周りの人たちに症状を理解してもらっていますか
はい16%、だいたい47%、ほとんど無理解37%と回答
コメント:周りの人たちに症状を理解してもらうのがとても難しい病気です。

3. Q16:家庭、職場での孤立感や孤独感がありますか
ある59%、あまりない29%、ない12%と回答
コメント: 周囲に理解してもらうのが難しいゆえに、孤立感や孤独感の大きい病気です。

4. Q24:本人が感じている不調を理解してくれる医療機関が身近にありますか
複数ある13%、1か所ある43%、見つからない44%と回答
コメント: 化学物質過敏症のことがわからなくても、症状に応じて薬を処方してくれたり、相談にのってもらえる医療機関が身近にないことはとてもつらいことです。
ちなみに化学物質過敏症との診断ができる医療機関は極端に少なく、四国、大阪、京都、東京、群馬、岩手、北海道などで受け入れている医療機関に全国から診察、治療に訪れるのが実情です。

5. Q25:あなたが特に苦手なものは何ですか(複数回答)
第1位:香料製品 97%
第2位:タバコの煙 85%
第3位:ペンキ・筆記用具などの有機溶剤 80%
第4位:抗菌・消臭製品 77%
第5位:ワックス 69%
第6位:印刷物(新聞・書籍・雑誌やパンフレット)67%
第6位:田畑やガーデニングの農薬散布 67%
第8位:食品添加物・残留農薬 63%
コメント:香料製品が97%で、このことが、人の大勢いるところへの外出や交通機関の利用をためらわせています。
印刷物(のインク)が苦手なことはなかなか理解されにくいと思われますが、結果的に本屋・図書館が苦手な方が多いのです。
抗菌・消臭製品が苦手なことは病院が苦手なことにつながります。病気なのに病院に行けないことは大変なハンデです。

6. Q28:化学物質過敏症は多様な反応と症状が現れる病態であることを一般の人に知ってもらいたい。の設問に対し、切実に思う92%の回答がありました。
コメント:その症状は人により、また体調により、異なるものとなります。

主症状
1. 何回も頭痛が起きる。あるいは頭痛が長く続く。
2. 筋肉痛あるいは筋肉の不快感がある。
3. 倦怠感や疲労感がずっと続く。
4. 関節痛がある。
副症状
1. のどが痛む。
2. 微熱が出る。
3. 下痢、腹痛、便秘がある。
4. まぶしさを感じたり、一過性の暗点が生じる。
5. 集中力、思考力が低下したり、物忘れがひどくなる。
6. すぐ興奮したり、精神不安定になったり、不眠になったりする。
7. 皮膚のかゆみや感覚異常がある。
8. 月経過多などの異常がある。
抜粋:化学物質過敏症の症状について
(診断基準:北里大学名誉教授 宮田幹夫著 化学物質過敏症BOOKより)

次回は食生活と総論について報告します。

第1回の内容はhttp://www.assystarsproject.net/posts/activity44.html
をご覧ください。

私ども、あすぷろ実行委員会は、「わたしの手は、だれかの翼。」の理念に共感する人(=アシスター)を日本中に増やしていくプロジェクト(ASSYstar's Project)を運営する任意団体です。

2016年4月13日に発足以来、「アレルギーや過敏症等」、「赤ちゃん&ママアシスターズ」、「こども応援」、「介護とリハビリとトレーニング」、「障がい者との共生」、「エンド・オブ・ライフ」、「おとなの発達障害」、「訪日・在住外国人対応」の分野を設け、それぞれに実行委員を置き、ホームページ、フェイスブックページでの展開を含むPR活動を行っています。実行委員の数は現在60名となっています。

2017年12月04日